アルティプラノ

iPhone(iPodTouch)とluminairの設定

iPhoneをAirMac ExpressのWi-Fiと接続する

まずiPhoneの「設定」のアイコンをタッチして、設定画面を開きます。
更にその中のWi-Fiの欄をクリックすると、Wi-Fiネットワークが選択できる画面になります。
Wi-FiがONになっている事を確認して、現在受信しているWi-Fiの一覧の中から先ほど設定した「Art-net」というWi-Fiを選択します。

接続の設定

先ほど選択した「Art-net」の欄の右端にある矢印アイコンから、このネットワークに対する設定を行なう画面へと入ります。

(図5)の様に入力してもらえれば大丈夫です。
まずIPアドレス設定方法で[静的](画像ではStatic)を選択します。
そして数字をそれぞれ

• ・IPアドレス=2.24.197.30
• ・サブネットマスク=255.0.0.0
• ・ルーター=192.168.0.1
• ・DSN=192.168.0.1
• ・HTTPプロキシ=オフ

と入力。
これでWi-Fiの設定は完了です。

luminairの設定

ここでは殆ど自動で設定されるので、難しいことはありません。

luminairを起動し、下側の「ステータス」のアイコンをタップしてページを開きます。(図５)
ネットワークの欄はWiFi通信で読み込んだデータが反映されているだけですのでいじる事は出来ません。
中段の「Art-Net」の項から「ノード有効」をオンにして下さい。
これでiPhoneからnodeのDMX出力口まですべての信号が繋がっているはずです。

チャンネルのパッチ

最後に、出力チェックのためにPatchの方法だけ簡単に解説させていただきます。
luminair下段のセンターにあるタブ「コントロール」をタップし、ページを開きます。
画面左上端にある｢+｣をタップすると、チャンネルを追加できます。その際にチャンネルの種類を選択できるのですが、とりあえず今は｢カスタムレイアウト｣を１つだけ追加します。

そして出てきた｢跡1｣(Track1)の部分タップし、チャンネル毎の設定画面に入ります。
ここで名前を付けたり、フェーダーの種類を選べるのですが、ここではいじらずに、そのまま画面の右上端にある｢チャンネル」をタップして、パッチ画面に入ります。
マトリクス状になった数字が出てきます。

ここでチャンネル(Track1)へ割付けたいディマー番号をタップしてパッチします。
｢紫｣が普通のフェーダー、｢黄色｣が直のパッチです。
画面の行ったり来たりが面倒なのですが、この作業を各チャンネル毎に繰り返してパッチして行きます。

１つのチャンネルに対して複数のディマーをパッチ出来るのですが、
各ディマーはそれぞれ１つのチャンネルにしか対応しません。
例えばチャンネル１とチャンネル３でそれぞれディマー１をパッチした場合、
若番の方のチャンネルへのパッチが無効になるようです。
複数個パッチした時に幾つか出力されないチャンネルがある場合、どこかでダブルパッチになっている可能性があるかもしれません。

-最後に-

ネットでLuminairの事を見つけて、面白そうだからと先に一式揃えたのは良いけれども、
ネット上には日本語で解説してあるページはまるでなくて、 英語も読めないしIPアドレスや
LANの事も全然分からなかったので、正直最初はお手上げでした。
しかし先に先行投資をしてしまった以上やらなくては損、というよりも、やはり初期衝動の
「面白そう」が勝って、 本を買いネットワークなどをイチから勉強したりして、試行錯誤しながら
ようやくDMXが出力できる様になりました。

しかし現場で使ってみたらやっぱり楽しくて便利だったので、損はなかったと思っています。
Luminairは正直iPhoneアプリとしては値段が高いですし、当時は他になかったのですが今は他にもArt-Netのアプリは色々ある様なので、使い方は人によりけりだと思います。
もしかしたらあまり需要がないのかもしれません。それでもLuminairに興味を持たれていて、けれど設定が分からないという方の一助になればと思いこのページを作りました。

専門家の方や、そうでない方も、ここは間違っている、表現がわかりづらいなどありましたらご指摘いただけましたら幸いです。
info@altiplano.jp　萩原宛までご連絡をいただければと思います。

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